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2013年8月 7日 (水)

骨髄ドナー

登録したのは1995年5月。その後、2回提供依頼がきたけれど、ドナーにはならずに終わった。今回は依頼がきて、少し保留期間があり、提供決定。

最終決定は、お医者さん、骨髄バンクのコーディネーター、弁護士さん、Kくんと私の5人面談。話には聞いていたけれど“弁護士さん”がいるのには驚いた。お医者さんは、ドナーのリスクを素人にもわかる言葉で話してくれた。

健康体は最終決定の後もふつうの生活。運動は控えるようにとのこと。春から始めたウォーキングは一時中断。

採取する病院で健康診断を受けた。血液検査、心電図、レントゲン、肺活量など。どこも異常なし。その日から入院の日まで毎日飲む鉄剤が処方された。

入院は3泊4日。会社は2日間休んだ。お見舞いは行ったことはあるけれど、自分が入院するのは初めて。「入院」に緊張した。

入院一日目。再度、レントゲンと心電図&血液検査。鉄剤のおかげで血が濃くなっているのだろうか?10時に入院して22時消灯まで、この日がいちばん長かった。初めての病院食。温かいものは温かく、冷たいものは冷たく出てきたのには驚いた。少量で薄味。しかしこの量で600~700キロカロリーあるというのだから、ふだんどれだけ食べてるんだか・・・。ちょっと反省。すぐに忘れると思うけど。

入院二日目。採取日。朝食無し。水も飲めない。胃腸は空っぽ。8時45分ストレッチャーに乗って手術室へ。テレビドラマでしか見たことがない手術室。あちこち見たいけれど仰向けじゃ天井しか見えない。ヘアキャップをかぶせられて手の甲に針が刺さったのは覚えている。そのあとの記憶はない。気が付いたら「あっ、目が覚めた」と人の声。「終わりました。たくさんいただきました。」というお医者さんの声。「たくさんって?」と思いながらも、ボーっとしていて何を言ったかよく覚えていない。そのまま病室へ。どうやって運ばれたか覚えていない。
朝から来てくれていたKくんの話によると、2時間弱で手術室から出てきたとのこと。
その後は、寝る、寝る、ただひたすら寝る。腰が痛くて時々目が覚める。気がつけば、点滴の管と、おしっこの管。知らないうちに病人になっていた。たぶん痛くて唸っていたのだろう。痛み止めを点滴してもらった。少しは楽になったけれど、今度は気持ちが悪い。起き上がるとフラフラする。なんとか携帯電話を取り出しKくんにメールを送信。食欲なく夕食はパス。あれだけ寝ても夜は眠る。しかし寝返りを打とうとするたびに痛くて起きた。

入院三日目。痛みはあるけど前日ほどではない。起き上がってみる。ベッドの脇に立ってみた。フラフラしないやと思ったら急にお腹が空いてきた。朝食は完食。ずっと起き上がっているのはつらく、ベッドにゴロリ。歩けることを確認しておしっこの管が外れた。
お医者さんの診察。傷口の消毒。看護師さんが2ミリくらいの穴と教えてくれた。自分で見られないのがいいような悪いような。
夕方、シャワーを浴びる。点滴の管はビニール手袋で濡れないように保護。点滴は左手だけど手が使えないのは不自由。

入院四日目。退院。午前中お医者さんの診察。傷口の消毒。穴はきれいに塞がってきているとのこと。ふつうの絆創膏になった。抗生剤の点滴をして退院。
帰りの電車。電車の揺れが少々つらかった。傷口がモノにあたると飛び上るほど痛い。昼ごろ家に到着。

採取した骨髄は24時間以内に患者さんへ運ばれる。飛行機か?電車か?新幹線か?車か?患者さんの病院スタッフが採取病院まで取りにくるそうだ。そして患者さんに移植して定着するまで2~3週間かかる。私の骨髄、患者さんを元気にできるだろうか?
結構マジメで、アイスクリームが大好きで、オッチョコチョイの私の骨髄、患者さんを元気にしてほしい。

骨髄バンクのことをネットで調べていたら「究極のボランティア」という言葉があった。そんな大そうなこととは思っていない。人に話すと「すごいねぇ~」「偉いね~」と言われる。私がしたことは、もしかしたら自己満足なのかもしれない。
Kくんにはとっても心配をかけた。お尻に針を刺される夢を何度も見たと言う。

今回、骨髄を提供したことに後悔はしていないけれど、次、提供依頼が来たらどうするだろう?それまでに考えておこう。

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